玉造のお宝ショップ

万延二年創業「ゑびす足袋」

最新情報 2014年8月11日移転

新店舗は 中央区玉造2-4-13 上町ロングピア2

アンテナショップも設けられています。

百年企業の強みは探究力と技術力

あなただけのオリジナルをオーダーメイド 

 

写真3点は東成区にあった以前のお店です
写真3点は東成区にあった以前のお店です

左)店頭に置かれている卓上看板。もともとは展示会用に作ったそうだ。

上)店内の古いラジオや書家の作品が老舗の雰囲気を醸し出す


 

  東成区をぶらっと歩いていて1軒の店の前で足が止まった。「ゑびすたび」…足袋屋さんのようだ。店頭の卓上看板には「御足袋誂處 万延二年創業」とある。すごい店があったものだ。

 「福助さんよりも古いと聞いています」とエビス株式会社の白記曉(しらき さとる)さん。4代目の社長さんだ。

創業は江戸・万延二年(1861)。本町で、足袋や股引き・腹掛け・手っ甲・脚絆などの販売を手がけたのが始まり。明治時代後半には鶴橋に縫製工場を設け、電動式一貫工場としてフル生産していたが、戦後は洋風化が進み、足袋は衰退していく。昭和45年に船場から玉造に移転、高級路線に軸を移し、付加価値の高い足袋を開発していった。

「足袋、あしぶくろではなく足元の美しさ、足美(たび)をお客さまにお勧めしようと考えたのです」。

 足美人を作り出すために、人間工学の専門家の協力を得て、千人以上の足形を収集解析。長さ・幅まわり・足首まわりの3つの尺度から、細型・中型・ゆったり型の333サイズに分類し、それに対応できる足袋を既製品で揃えた。各サイズ10種類の中から、各自に最も合うものを選べる。

 「履き心地の良さはどこにも負けません」。ゑびす足袋の一番の強みである。

 

足袋の専門メーカー、技術もオシャレ度も格別


背が高く見える「ヒール」足袋
背が高く見える「ヒール」足袋
狂言師愛用の「鹿皮」の足袋。
狂言師愛用の「鹿皮」の足袋。

1足、3千円~5千円。袋も立派
1足、3千円~5千円。袋も立派
袋の裏。紙のメジャー付き、自分の足を自分で測定できる。
袋の裏。紙のメジャー付き、自分の足を自分で測定できる。

 お店には見たこともない足袋が揃っている。「お好みカラー」と名付けられたシリーズはピンク・黄・紫・紺…色とりどり、柄もさまざま。また素材も綿以外に羽二重・ブロード・白キャラコ・別珍・ナイロン・テトロンなど色々取り揃えている。

好みの生地でオーダーもOK。1足から受けていた時代もあったそうだが、今は5足以上ならオーダーに応じてくれ、オリジナルの足袋が作れる。

 

ゑびす足袋の本領は技術力にある。「伸びる足袋」は同社が40年前に開発し特許をとった製法。

「伸びて縮んで足にぴったりという、すばらしい商品です。しかし、販売力がなかったため、思うほどに売れなかったようです。それで、福助さんに製造販売してもらったところ、一気に広まりました」。今、伸縮型足袋は同社の売れ筋トップになっている。外反母趾や、左右の大きさが違う人などに人気が高い。

驚くような足袋も作っている。背を高く見せる「ヒール型」や、狂言師のための「鹿皮」など、“特殊”が揃うのも、専門メーカーならでは。

サイズも21センチから32センチまで揃う。最近の女性は足が大きく、26センチの靴を履く人もあるが、女性用の大きな足袋はなかなか手に入らないそうだ。ここへ来れば、間違いなくある。

「きちんと採寸して、ぴったりの足袋をお出ししますよ」。

 

着物離れが加速化しており、さらに中国やベトナムからの安い輸入品が出回り、百年企業も売り上げに苦しんでいる。「状況は厳しいですが、ゑびす足袋がほしいと言ってくださる方が全国にまだまだいらっしゃいます。踏ん張らないと…」。

足袋を軽んじれば、足元をすくわれることになる。玉造の「ゑびす足袋」、創業200年をめざし、長寿企業であり続けてほしい。

(2014422日取材)

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最新情報 2014年8月11日移転

東成区中道3丁目から中央区玉造2丁目へと移転。新しいお店ではアンテナショップも設けられています。

 場所 大阪市中央区玉造2-4-13 上町ロングピア2(JR玉造駅を北西へ約10分。地下鉄玉造駅1番出口から徒歩5分。フレンチレストラン「リール」と同じビル。玉造稲荷神社の南門の前

電話 06-6765-6333

営業時間 10:0017:00 /土曜日曜休み

店を訪ねる場合は事前に連絡を。

 


玉造の最寄駅

JR環状線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造元町1-40

地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造本町1-2

「真田丸」はここだ! 玉造地図

大阪歴史博物館が推定した真田丸跡をめぐりながらお店めぐりも。

愛用のカメラとICレコーダーです
愛用のカメラとICレコーダーです

玉造イチバンの管理人です。私は玉造で生まれ育ち、今も玉造に住んでいます。たくさんの方に玉造を知ってもらいたく、2013年2月にこのサイトを立ち上げました。玉造を盛り上げる情報を発信していきたいと思っています。