全国でも珍しい、 管楽器を修理する “リペアラー養成校”

 JR玉造駅から東へちょっと行ったところにある「ESA音楽学院」。看板には吹奏楽専門校で、「管楽器リペア」が学べる専門学院と書かれています。

ビルの前を通るたびに「いったいどんな学校なんだろう」って、ずっと思っていました。 ドキドキしながら飛び込みました!

 

壊して復元、リペア実習室

 事務局長の山本嘉市真(かしま)さんによれば、管楽器の修理専門校は全国でもわずかしかなく、西日本では唯一の存在のよう。

 4階にある2年生の教室のドアを開くと、わぁ~、金管楽器がすごい数。「壊れたものや廃棄処分する楽器を譲り受け、せっせと集めたものです」と山本さん。



管楽器の修理とは、いわば楽器のお医者さん

 一番大きいのがチューバ、ぐるぐる渦を巻いた形のホルン、それにユーフォニアム、トランペット、サクソフォンなど、これらをバーナーであぶって部品をはずしたり、わざとへこませたりしたものを、復元する修理技術を学びます。驚いたことに、すべて手作業だそうです。

 一方、木管楽器のフルートやクラリネット、オーボエは湿度や衝撃に弱いデリケートな楽器。「高い音がぶれる」「低い音が出にくい」といった、微妙な音のずれが生じることもしばしば。修理現場では、1つ1つ音を確かめ調整していくといいます。

 「楽器が吹けないと、修理はできません。でも、得意とする楽器が1つあれば、ほかの楽器も音の調整ができるようになります」と山本さん。

 

4階は3分の1が楽器実習室、残りは2年生の机
4階は3分の1が楽器実習室、残りは2年生の机

 全日制2年コースで、金管・木管合わせて、なんと8種類の管楽器リペア技術がマスターできます。この特殊な技術職は、管楽器リペアラーとかリペアマンと呼ばれ、楽器店に欠かせない専門職。

 吹奏楽や金管バンドの人気が高まっている今、あこがれる人も多そうです。ESAでは各学年、毎年30人前後在籍しているといいます。

 

 

音楽隊のプロをめざす演奏学科

 リペア学科のほかに演奏学科もあり、こちらは自衛隊・消防・警察などの公務員音楽隊をめざすコース。練習用の演奏場が、「ブックオフ玉造店」が入っているビルの地下にあるそうです。

 

                              (リポート:2013年4月5日)

  ESA音楽学院            大阪市東成区中道3-15-24   ☎06(4259)5690     www.esa.music.com                  

玉造の最寄駅

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大阪歴史博物館が推定した真田丸跡をめぐりながらお店めぐりも。

愛用のカメラとICレコーダーです
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玉造イチバンの管理人です。私は玉造で生まれ育ち、今も玉造に住んでいます。たくさんの方に玉造を知ってもらいたく、2013年2月にこのサイトを立ち上げました。玉造を盛り上げる情報を発信していきたいと思っています。