大阪女学院ヘールチャペルが国登録有形文化財に

 玉造2丁目にある大阪女学院は中学校から大学まであるミッションスクール。開校は1884年(明治17年)、130年を超える歴史ある学校です。

 

 昨年秋、学院の礼拝堂「ヘールチャペル」が国の登録有形文化財(建造物)に登録されました

 学院正門の真ん前に建つこの建物は1951年(昭和26年)、戦災によって、ほぼすべての校舎を失くした中で建てられたもの。米国ミッション・ボードからの寄付を受け、学院の創設者であった宣教師A.D.ヘールを記念して「ヘールチャペル」と名付けられました。設計は、日本で数多くの優れた西洋建築を手掛けたウィリアム・メレル・ヴォーリズ。建物の基礎の一部には、イス代わりに使っていた瓦礫のレンガを敷き詰め、復興の礎にしたと伝えられています。

 

学院100周年にあたる1984年(昭和59年)、躯体はそのままに、同チャペル内外の大改修工事を施工。外観はモダニズム意匠を用い、内部は天井が高く、2階席を含め1200席余のゆとりある造りに一新。生徒たちの礼拝堂であり講堂でもある一方、門戸を外に向け、地域やキリスト教会の催しも開かれています。

 

2004年(平成16年)には、長期にわたり優良な維持保全に努めた建築物に贈られる「BELCA賞」(ロングライフ部門)を同校の北校舎とともに受賞しています。

 

このたび、国登録有形文化財に選ばれたのは、戦後復興期を代表するヴォーリズ建築作品であり、登録基準(二)「造形の規範となっているもの」に該当すると評価されたからです。

 

6月11日記念講演会開催

記念講演会を6月第2日曜に開催

 大阪女学院では、今回の登録を記念して、ヘールチャペルで講演会とトークセッションを開催。終了後には同チャペルの見学があります。事前申し込みは必要なく、一般公開なので、だれでも入場でき、入場無料です。

  開催が日曜なので、お近くの方はぜひ。大阪女学院は緑豊かな別天地。関係者でなければ、普段は校内に入ることはできません。この機会に、由緒ある礼拝堂や、その静謐な空間をご覧になることをおすすめします。

 

【日時】611日(日)15:0017:00(終了予定)

【会場】大阪女学院ヘールチャペル(中央区玉造2-26-54

【入場】無料(申し込み不要。当日参加OK

【講演】「ヴォーリズ建築に抱かれて」のタイトルで石田忠範氏(元、一粒社ヴォーリズ建築事務所の所長。現、石田忠範建築研究所の代表)と山形政昭氏(大阪芸術大学建築学科教授)が講演

【トークセッション】「ヘールチャペルとヴォーリズ建築について」をテーマに石田忠範氏、山形政昭氏、杉本菜々氏(卒業生、飛鳥計画一級建築士事務所)、西村耕氏(大阪女学院顧問・元院長)によるトークセッション

【見学】トークセッション終了後にヘールチャペルの見学もできます。

【問い合わせ】06-6761-4013大阪女学院法人事務局

 

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愛用のカメラとICレコーダーです
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玉造イチバンの管理人です。私は玉造で生まれ育ち、今も玉造に住んでいます。たくさんの方に玉造を知ってもらいたく、2013年2月にこのサイトを立ち上げました。玉造を盛り上げる情報を発信していきたいと思っています。