玉造が団結して生み出した

本邦初、クーポン付きの日めくり

日めくりの“常識”を打ち破ったアヴァンギャルドの「日めくり」が玉造から生まれた。サイズも仕様も中身も前代未聞。1枚めくるたびに玉造が元気になっていく、“玉造応援”の熱い思いがこめられている。本邦初の「玉造地区商店街クーポンつき 日めくりカレンダー2014」が100名に限り無料で配布される。121日、日曜の正午、日之出通商店街へ急げ!

(12月1日当日について)

 


完成を記念して関係者が集まり記念撮影
完成を記念して関係者が集まり記念撮影

かわいい~! しかも、365日毎日おトク日めくり


 

1枚1枚、女子大生が手づくり

 オリジナル傑作集の日めくり

 

 柱にかけられ、白い紙に黒太の数字。昔からおなじみの「日めくり」は、朝が来れば、びりっとめくられ、ぽいと捨てられる運命だ。

日めくりの常識にまっこう勝負を挑んだのが、玉造発の「日めくりカレンダー2014」。大きさはトランプ大のコンパクトなサイズ。なんと、1枚ずつがクーポン券になっていて、お得に使える仕掛け付き。枚数はなぜか384枚ある。1枚1枚、女子大生が描いたもので、すべてオリジナル作品だ。

日めくりが生まれて約110年。その長い歴史の中で、これはまったく見たことも聞いたこともないアヴァンギャルドな仕様である。

でもなぜ、そんなすごい日めくりが玉造から生まれたのだろうか…。
 

アイデアの出発点は

捨てない日めくり

 

 ことの始まりは、玉造にある新日本(しんにっぽん)カレンダー。全国のカレンダーの3割を制作、日めくりでは7割のシエアを独占するトップ企業だ。 

 同社に昨年6月入社した中野雅二(まさつぐ)さんは、もともと、日めくりの愛用者。

企画・広報室長の中野雅二さん
企画・広報室長の中野雅二さん

「日めくりは徐々に需要が減りつつあります。それに歯止めをかけるため、日めくりを捨てずに有効活用できる方法を考えていたら、突然ひらめいたんです、クーポ ン!にすればいいって。玉造の商店街さんに協力してもらえれば、玉造の活性化に役立ちますし、若いセンスが加われば、集客も高まるはず…。若い人…センスのある若い人…、そうだ! 玉造には大阪女学院さんがある!」。中野さんの中で、新しい日めくりのアイデアが一気にできあがった。

 玉造の産学連携プロジェクト。核となるのは「玉造の活性化」だ。

 

 宮崎安弘社長に企画を持ち込むと、「当社の経営理念のひとつ『地域社会に貢献する』にぴったり合った内容。地元玉造にお役に立てるのなら、制作に関わる費用はすべて我社の新日本カレンダーで負担しよう」とトップが即座に決断した。

地元を元気にする日めくりを作ろう! ドラマチックな夢を乗せて、昨年(2012年)9月、プロジェクトが動きだした。

 


企業・大学・商店街が連携

学生と店主で案を練る

 

 一般に、新しいことを始めるときは、賛同者を集めるのに、ひと苦労するものだ。

中野さんの場合も「商店街と大学から承諾を得るまでが一番大変だった」と振り返る。

大阪女学院大学・短大に話を持ち込むと、地域に関わる活動をこれまで本格的にしたことがないという。

日之出通商店街はというと、商店街は3つの組合(日之出通北商店街・中商店街・南商店街)から成り立っているため、説明してまわるのに3倍の時間と手間が必要となった。

大阪女学院
大阪女学院

11月初旬、大学側から承諾が取れた。続いて、商店街の3つの組合からもOKが出た。さらに、JR玉造駅から東京三菱UFJ銀行までの長堀通り沿いにある玉造商店会も加わった。地ならしはできた。

 

日之出通北商店街
日之出通北商店街
日の出通中商店街
日の出通中商店街
日の出通南商店街
日の出通南商店街

 19名の女子大生がボランティアを買ってでてくれ、今年5月から活動を開始した。店を訪ねた学生が店主と相談しながら、何月何日にどんなクーポンを出すかを決めていく。宣伝文句とイラストは学生自身が考え、書き上げる。

「お店の皆さんには、女子大生の発想を取り入れ、買い物に行きたいと思わせるサービスをクーポンにしてくださいとお願いしました」と中野さん。

 


1年384日? 

おトクを増量しておきました

 

  2ヵ月かけて、1年分の原稿ができた。参加店舗数は68店。1店が年間約5回顔を出している。

途中、思わぬハプニングもあった。同じ日がかぶってしまう事態が起きたのだ。それゆえ111日は「じゃんぼ総本店」「茶月」「ゼペット」の3枚がある。こうした“同一日複数店”がいくつかあるため、384枚という前代未聞の日めくりになったが、それもまた楽しい趣向といえそうだ。

 

印刷は、中国・福建省にある新日本カレンダーの福州工場が担当。作業風景はユーチューブで見ることができる。大きな機械2台で384枚を印刷したあと、いくつもの工程を経て裁断され製本され、出来上がっていく。途中で手作業が何度も加わる。

 

920日、完成品が玉造の新日本カレンダーに到着。「バンザイ」と中野さんが喜んだのはほんの束の間。「今からが大事」と気を引きしめたという。

 


玉造だけで役立つ暦

使ってくれる人に届けたい

 

今回制作したのは三千部。商店街には掲載に応じて一定数量を渡し、配布方法はそれぞれに任せている。  

PRのポスターはJR玉造駅改札口にも
PRのポスターはJR玉造駅改札口にも

「この日めくりは玉造に関わる方しか役立ちません。有効に使ってくださる方、本当にほしいと思ってくださる方にお使いいただきたい」と中野さん。手塩にかけた“我が子”の嫁ぎ先を案じる日々が続く。


玉造のどこかで見たことあるでしょう、このポスター。

日めくりカレンダーをPRするためのポスターです。

左下は、無料配布お知らせのポスター。右下が現品。

 

一家に1つ常備したい日めくり

12月1日、無料でもらえます

 

朝起きて、めくった日めくりがクーポン券。かわいいイラストとともに「ミックストーストセット、いつもは780円が今日に限り500円」「本日春コンロ30%引き」「毎月28日は半額デー」「クーポン持参で500円引き」。紙の間から、女子大生の呼び込みが聞こえてくる。

365日毎日がおトク」になるこのクーポン、金額にすれば年間で数十万円相当の割り引き額になるとか。我が家に1つあれば、きっと暮らしに役立つはず!

卓上に置いても使えます
卓上に置いても使えます
壁にもかけられます
壁にもかけられます

 

新日本カレンダー・大阪女学院・玉造地区商店街の、玉造のパワーが結集して作り上げた、世界に2つとない「玉造地区商店街クーポンつき 日めくりカレンダー2014」。

121日(日)正午

玉造日之出通北商店街の抽選会場

先着100

無料で配布。

 


 当日行けなかった方は、商店街の組合店舗で「日めくりカレンダーがほしいのですが、どうすればもらえますか」と尋ねてください。

 

2014年の一年間、「日めくりカレンダー」が玉造に、元気な毎日を届けてくれることになるだろう。

配布場所

サンドラッグの隣、日之出通商店街の抽選会場で配布されます。


 

2013年10月26日取材)

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新日本カレンダー株式会社

(関連記事を読む)

大阪市東成区中道3811

Tel 06-6971-4455

http://www.nkcalendar.co.jp

 

中国・福州工場の作業風景の動画

http://www.youtube.com/watch?v=TuLqNuMCUVk

 

「日めくりカレンダー」プロジェクト特設サイト

http://www.543life.com/tss/

 

 

新日本カレンダー
新日本カレンダー

商店街組合・代表者の店舗

玉造商店会  

グリル東洋軒

玉造日之出通北商店街協同組合

 三和ガスセンター

玉造日の出通中商店街協同組合

 洋菓子オカダヤ

玉造日の出通南商店街協同組合

 サイクルショップSUGIMATA

 

大阪女学院 (関連記事「刻印石」)

http://www.osaka-jogakuin.ed.jp/

http://www.wilmina.ac.jp/ojc/

(キリスト教に基づく私立の女子校。

中学校・高等学校・短期大学・大学を併設)

大阪市中央区玉造2丁目26-54

Tel 06-6761-4013

 

玉造の最寄駅

JR環状線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造元町1-40

地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造本町1-2

「真田丸」はここだ! 玉造地図

大阪歴史博物館が推定した真田丸跡をめぐりながらお店めぐりも。

愛用のカメラとICレコーダーです
愛用のカメラとICレコーダーです

玉造イチバンの管理人です。私は玉造で生まれ育ち、今も玉造に住んでいます。たくさんの方に玉造を知ってもらいたく、2013年2月にこのサイトを立ち上げました。玉造を盛り上げる情報を発信していきたいと思っています。