真田丸論争、白熱 「丸」か「四角」か…

 NHK大河ドラマ「真田丸」放映をきっかけに、真田丸の形や場所をめぐって、論争が活発になってきている。

 真田丸の戦いがあった日の(2016年)12月4日、朝日新聞朝刊は真田丸の論争についての解説記事を掲載した。

 

 まず、真田丸最新研究として注目を浴びているのが奈良大学学長の千田嘉博さんの説。「諸国古城之図」を新たに紐解き、真田丸は方形に近い形で、従来言われていた「守りの砦」ではなく「攻めるための砦」であったと主張する(取材記事はこちら)。

 一方、従来からの半円形説を唱えているのが大阪歴史博物館の研究主幹である松尾信裕さん。その拠り所となっているのが、新たに発見された加賀藩前田家の絵図。破壊される前に真田丸を調査した、信頼できる史料としている。

 

 千田説は現在の地形と照らし合わせながら方形の形に復元していることに対して、松尾さんは、真田丸は徹底的に破壊されたことから、今の地形から当時を推測するのはいかがなものかと真っ向から反論する。

 

 

 12月10日の朝日新聞に、千田さんが現地を検分をしたという記事が掲載された。千田さんが会長となって「『真田丸』発掘推進協議会」という民間団体を立ち上げ、真田丸堀跡の発掘を始めたのである。自分たちが根拠に置く古い地籍図どおりに掘ったところ、真田丸の土塁か?と思われるようなものが見つかった。

 千田さんは、真田丸は地形が大きく変わるほどには破壊されていなかったと結論。現在地形から真田丸の形や規模は推定でき、自説の正当性を主張している。

 

 

 「真田丸満喫!玉造スタンプラリー」(開催期間2016年10月1日~12月18日)では、大阪歴史博物館の説を取り入れて真田丸散策マップを作成した。

 出丸本体と、柵で囲われた東西の外郭、西郭(にしのくるわ)と東郭(ひがしのくるわ)から真田丸は構成されていたと見ている。

 


 

 12月17日(土)には「真田丸の歴史学」シンポジウムが開かれ、松尾さんが「絵図・地形図から見た真田丸の位置と構造」について解説する。おそらく、千田さんの調査成果についての反論も出てくると思われる。

 ますます白熱していく真田丸論争。真田丸の本当の姿に、一歩一歩近づいていることは間違いない。

玉造の最寄駅

JR環状線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造元町1-40

地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造駅」

大阪市天王寺区玉造本町1-2

「真田丸」はここだ! 玉造地図

大阪歴史博物館が推定した真田丸跡をめぐりながらお店めぐりも。

愛用のカメラとICレコーダーです
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玉造イチバンの管理人です。私は玉造で生まれ育ち、今も玉造に住んでいます。たくさんの方に玉造を知ってもらいたく、2013年2月にこのサイトを立ち上げました。玉造を盛り上げる情報を発信していきたいと思っています。